彼女との結婚を考えているなら、彼女の親への結婚挨拶は避けては通れませんよね。
しかし、彼女のことを大事に育ててきた親を相手にすると緊張してしまう人も多いでしょう。
そんな時は、事前に準備をして挨拶の仕方を確認すれば、当日も緊張せずにスムーズに挨拶できるはずですよ。
気になる部分をすぐチェック
この記事のもくじ
彼女の親に挨拶する前の準備
彼女の親に挨拶する前には準備を怠らないことが大切です。
訪問する日時はもちろん、手土産などは彼女の親のリサーチをしておくと、当日も焦らず落ち着いて挨拶できるでしょう。
彼女の親に好印象を持ってもらうためにも、第一印象を左右する見た目にはとくに気を付けてくださいね。
まずは彼女の親に挨拶する前の準備について紹介します。
あわせて読まれています
-
【礼法】彼氏の親に結婚挨拶!彼の両親へ気に入られるためのマナーや服装は?
彼氏にプロポーズされて結婚することになったけど、彼の親に結婚の挨拶に行くのが不安という人は多いでしょう。 今後長く付き合っていく彼の両親からは、良いイメージを持ってもらいたいですよね。 ...
続きを見る
訪問日時を決める
結婚挨拶の訪問日時は彼女の親の都合に合わせて決めましょう。
事前に準備することや心の準備もあるので、2週間ほど余裕を持って設定しておくのがおすすめです。
また、訪問する時間帯は食事を終えた14時頃にしておくと、相手に食事の心配をさせずに済みますよ。
彼女の親が遠方にいる場合はスケジュールを調整して会いにいくか、相手がこちらに来るタイミングで挨拶すると良いでしょう。
いずれにしても、事前に確認せず急に訪問するのは印象を悪くしてしまうので避けてくださいね。
手土産を準備する
手土産を準備しておくと「気が利く人だな」と好印象を持ってもらうことができ、さらにその後の会話を発展させることもできるでしょう。
手土産は彼女の親の好きな物・地元の銘菓や名産品・ワインや日本酒など相手に合わせて選んでください。
渡す際に「〇〇がお好きだと聞いたので…」と一言添えると真剣に選んだことが伝わり、会話のきっかけにもなりますよ。
彼女の親について聞いておく
結婚挨拶の前に彼女の親について聞いておくことも大切です。
人によって価値観や性格が違うので、事前にリサーチをしておけばどんな対応をすれば良いかが分かるでしょう。
例えば、一見気難しそうな相手が実は人見知りなだけということが分かっていれば、気構えずに会話ができますよね。
親の職業や趣味、避けた方が良い話題を彼女から聞いておき、当日会話が弾むようにあらかじめシミュレーションをしておくのがおすすめですよ。
着ていく服を決める
結婚挨拶は彼女の親にけじめを見せる場なので、スーツを着て行くのが無難です。
黒や紺のスーツに明るい色のネクタイを合わせ、清潔感を感じさせる格好を意識しましょう。
彼女の親から「気軽な服装で良いですよ」と言われた場合は白シャツにジャケット、チノパンできちんと感を演出すると好印象を持たれますよ。
また、相手の家にあがるので靴や靴下にも気を遣いましょう。
清潔感のある髪型・髪色にする
第一印象で好感を持ってもらうには、清潔感のある髪型・髪色にするのがポイントです。
長髪や派手な髪色だと「チャラチャラしてる」と思われたり、結婚に対しての覚悟が伝わりにくくなってしまいます。
挨拶前には無難な黒髪短髪に整えて、好印象を持ってもらえるようにしましょう。
また、清潔感をアップさせて良い印象を与えるためには、髭を剃りピアスなどのアクセサリーは外しておいてください。
彼女の親に結婚挨拶する日の流れ
結婚挨拶の準備ができていても、当日になると緊張して思わぬミスをしてしまう可能性はあるでしょう。
当日は挨拶前から挨拶後まで一連の流れがあるので、事前に確認しておけば緊張せずに臨めますよ。
また、男性だけでなく女性も緊張しているはずなので、自分のことで精一杯にならず相手をフォローできるよう心に余裕を持つことが大切です。
ここでは彼女の親に結婚挨拶する日の流れを紹介します。
あわせて読まれています
-
【引合】彼女を親に紹介するのは結婚のため?彼氏の心理や紹介されるタイミングや注意点を解説!
彼氏に親に紹介したいと言われると、「もしかして結婚を考えてくれているのかな?」と思う女性は多いですよね。 しかし、男性が両親に彼女を紹介する心理には結婚以外の理由もあるのです。 また、両 ...
続きを見る
時間厳守で彼女の実家へ訪問
結婚挨拶の日には、必ず時間厳守で彼女の実家へ訪問しましょう。
時間厳守と言っても、早ければ良いということではありません。
迎える側の準備もあるので、約束の時間ぴったりか2~3分後に訪問すると良いでしょう。
また、5分以上遅れてしまう場合は前もって連絡しておくのがマナーです。
インターホンを押す前には今一度身なりをチェックし、深呼吸をして心を落ち着かせましょう。
まずは玄関先で挨拶
- まずは玄関先で「〇〇と申します。本日はお時間を作ってくださりありがとうございます。」と軽く挨拶をします。
- 挨拶をする前には後ろ手ではなく、体ごと向いて扉を閉めましょう。
- 相手から「どうぞ」と言われたらお礼を言って家にあがり、きちんと靴を揃えてください。
この時に靴を端の方に寄せておくと、好印象に繋がりますよ。
部屋に通されて改めて挨拶
- 居間やリビングに通されたら入り口に一番近い下座に座り、改めて挨拶をします。
- 先に相手が席についている場合は座る前に改めて挨拶し、許可が出てから座るようにしましょう。
- また、和室で座布団が用意されている場合、立ったまま挨拶するのは失礼になってしまうので、畳に座って挨拶し許可が出てから座布団に座ってください。
- 挨拶が終わったら手土産を渡し「お口に合えば嬉しいです」など一言添えるのを忘れないようにしましょう。
本題の前に歓談
いきなり本題を切り出すのは避け、まずは歓談で彼女の親との親交を深めましょう。
「最近蒸し暑いですね」と季節や天気の話から入り、事前に聞いていた彼女の親の仕事や趣味のこと話題に出すのが無難です。
また、彼女の幼少期の話を聞いてみるのもおすすめですよ。
この際に自分の自慢話や政治的な話、下ネタを言うのはNGです。
彼女の親は「娘にふさわしい人かどうか」をチェックしていることを忘れないようにしましょう。
いよいよ本題の結婚挨拶
歓談で相手との仲が深まったら、いよいよ本題の結婚挨拶です。
男性の方から切り出し「〇〇さんとの結婚をお許しいただけないでしょうか」と目を見てしっかり伝えましょう。
この時に椅子に座っていた場合はその場で立ち上がり、座布団に座っていた場合は一度畳に座り直して挨拶しましょう。
言葉で伝えた後は深々とお辞儀するのを忘れないようにしてください。
挨拶をしておいとま
結婚挨拶が終わったらしばらく歓談を楽しみ、頃合いを見て「本日はお時間を作ってくださりありがとうございました」と挨拶をしてからおいとましましょう。
結婚挨拶後は緊張が緩みつい話し込んでしまうかもしれませんが、1~2時間程度でおいとまするのが無難です。
玄関の外まで見送ってもらったら、必ず振り返って一礼しましょう。
彼女の親に挨拶する時のマナー
彼女の親に挨拶する時にマナーがなってないと「結婚相手がこの人で大丈夫かな?」と不安を抱かれ、結婚を承諾してもらえないかもしれません。
彼女の親は男性の細かい部分までチェックしているので、細かいところまで気を配って好印象を持ってもらえるよう努めましょう。
続いては彼女の親に挨拶する時のマナーについて紹介します。
スマホの電源をオフにする
結婚挨拶の当日はスマホの電源をオフにしておきましょう。
もしも結婚挨拶中にスマホの呼び出し音やバイブ音が鳴ってしまったら、それだけで「マナーがなってない」と印象が悪くなってしまいます。
マナーモードでもバイブ音が気になってしまうので、必ず電源をオフにしておいてくださいね。
また、当日はスマホを出さずカバンやスーツの内ポケット入れ、時間は腕時計で確認するようにしましょう。
下座に座る
先述したように、玄関での挨拶が済み部屋に通されたら入り口に近い下座に座るのがマナーです。
もしも上座を勧められても「ありがとうございます。しかし、本日は挨拶に伺ったので…」とお礼を言って断りましょう。
それでも勧められたら、拒否せずにお礼を言って受け入れてください。
ちなみに、入り口の位置が曖昧でどこが下座か分からない場合、長ソファが上座で一人掛けが下座となります。
彼女のことは「名前」+「さん」付けで呼ぶ
彼女のことを普段はニックネームや呼び捨てで呼んでいる男性が多いと思いますが、結婚挨拶の際には「名前」+「さん」付けで呼びましょう。
初対面の男性が自分の娘のことを馴れ馴れしく呼んでいるのを見て良い印象を抱く親は少ないので、間違っても普段通りの呼び方では呼ばないようにしてくださいね。
また、彼女の親は「〇〇さんのお父さん」「〇〇さんのお母さん」と呼びましょう。
適切な敬語を使う
彼女の親と会話をする時には、適切な敬語を使うことも大切です。
「自分はできている」と思っている男性は多いかもしれませんが、気付かないところで不自然な敬語やタメ口が出てしまっていることもあるでしょう。
例えば「ご結婚のご挨拶に伺いました」の「ご結婚」という言葉は自分を持ち上げる尊敬語なのでNGです。
「そうっすね」「まじですか?」などの若者言葉にも十分気を付けて、適切な敬語で会話を楽しみましょう。
食べ物・飲み物はすすめられてから
彼女の実家にお邪魔する時に、食べ物や飲み物を出してもらうこともあるでしょう。
しかし、出してもらった瞬間に食べ始めるのはマナーがなってないので、必ず「どうぞ」とすすめられてから「ありがとうございます。いただきます」と言って食べるようにしましょう。
また、お茶は両手で持ちコーヒーは片手で持つなど、食事マナーを守ることも大切です。
結婚挨拶で彼女の親に聞かれること
彼女の親は娘の結婚相手である男性のことを知ろうと、さまざまな質問をしてきます。
二人の馴れ初めから仕事のこと、結婚式のことまであらゆる角度から質問してくるので、事前に質問されそうなことを把握して当日に備えましょう。
シミュレーションしておけば自分の中の考えがまとまり、実際に聞かれても慌てずに答えられますよ。
次は結婚挨拶で彼女の親に聞かれることを紹介します。
あわせて読まれています
-
【休暇】お家デートで何をする?カップルの家での過ごし方や注意点を紹介!
大好きな恋人と二人だけの時間を過ごせるお家デートが、定番になっているカップルも多いのではないでしょうか。 付き合いたてであれば「おうちデートって何をするんだろう?」とドキドキしている人もいるかもしれま ...
続きを見る
二人の馴れ初め
まずは二人の馴れ初めについて聞かれることが多いでしょう。
カップルによって出会いや付き合うきっかけなどは違いますが、どんな馴れ初めでも彼女への好意を示しながら話せばきっと好感を持ってもらえるはずです。
彼女の親の前で好意を示すのは恥ずかしいかもしれませんが、自分の娘を褒められて嫌な親はいないので積極的に褒めましょう。
仕事について
男性の人となりや将来性をチェックするために、仕事について聞いてくる親も多いです。
職業から男性のおおよその経済状況や生活リズムが分かるので、結婚生活が上手くいくかを確認するために聞くのでしょう。
この時に仕事のやりがいを語れば「頼れる彼氏」と認識してもらえるはずですよ。
現在何らかの理由で安定した職業についていない男性は、目標や今後の計画を具体的に話すことで信頼してもらえる可能性が高まるでしょう。
家庭環境や友好関係
結婚は親戚付き合いがつきものなので、親が男性の家庭環境や友好関係を事前に確認するのも当然のことです。
- 「どんな家庭で育ったのか」
- 「どんな人と関りがあるのか」
を知ることで人となりが分かり、結婚した後にどんな家庭を築くかをイメージすることもできます。
また、相手の親が結婚についてどう思っているのかが気になる親も多いので、良い返事ができるよう自分の親を先に説得しておくことも大切です。
結婚式について
結婚挨拶の段階で結婚式について聞かれることもあります。
結婚式は基本的に彼女の親も出席するので、現状予定している日程や規模、形式などがあれば報告しておきましょう。
また、結婚式について聞いてくる時には男性の本気度を確かめている可能性が高いので、まだ結婚前提のお付き合いという段階でも具体的に決めておくことが大切です。
彼女の親に言ってはいけない言葉
結婚挨拶の時には結婚報告をしますが、言葉のチョイスによっては彼女の親を怒らせてしまうこともあるので、事前にNG例を確認しておきましょう。
ここで紹介する言ってはいけない文例を避けて、彼女の親の性格を考慮したうえで適切な結婚挨拶の言葉を考えてくださいね。
最後は彼女の親に言ってはいけない言葉を紹介します。
「〇〇さんを僕にください」
ドラマや映画でもお馴染みの「〇〇さんを僕にください」という言葉は、現実では彼女の親を怒らせてしまう可能性が高いです。
「~をください」という語尾は物に対して使うことが多いので、彼女の親に「娘を物扱いしている」と認識されてしまいます。
「〇〇さんと温かい家庭を築いていきたいと思っております」など、彼女のことを大事に思っていることを伝えられる言葉を選びましょう。
「結婚することに決めました」
結婚するかどうかを決めるのは本人同士ですが、将来的な繋がりが深い両家の承諾を得たうえで正式に婚約となるのが普通です。
そのため、「結婚することに決めました」と事後報告のように言ってしまうと身勝手な印象になるため、彼女の親を怒らせてしまうでしょう。
結婚挨拶はあくまでも結婚の承諾をしてもらう場と認識して「〇〇さんとの結婚をお許しいただけないでしょうか」とお願いする言葉を選ぶことが大切です。
「つまらないものですが」
手土産を渡す際に「つまらないものですが」と言って渡すのは避けましょう。
「つまらないものを贈ります」と言っているようなものなので、相手の気分を害してしまいます。
手土産を渡す際には
- 「美味しいと評判のお菓子なので、良かったら召し上がってください」
- 「〇〇がお好きだと伺ったので」
とポジティブな言葉を添えましょう。
「お父さん、お母さん」
結婚挨拶では彼女の親のことを「お父さん、お母さん」と呼んでしまいがちですが、相手は「あなたの親になった覚えはない」と怒ってしまうかもしれません。
まだ結婚の承諾を貰っていない段階では「お父さん、お母さん」と呼ぶのは避けて「〇〇さんのお父さん、〇〇さんのお母さん」と呼びましょう。
また、一人称は「俺」ではなく「僕」「私」と言うようにしてくださいね。
「幸せにします」
「幸せにします」という言葉も結婚挨拶の定番ですが、人によっては
- 「一方的な感じがする」
- 「本当に幸せにできるの?」
と不快に思うこともあります。
また、「今が幸せじゃないみたい」と怒ってしまう親もいるでしょう。
そんな時は「〇〇さんと幸せな家庭を築いていきたいと思います」という言葉がおすすめです。
彼女の親に結婚を認めてもらうためにも、少しでも相手が不快になりそうな言葉は避けることが大切ですよ。
彼女の親への挨拶を成功させたいなら事前準備が大切!失礼のないように必要最低限のマナーは覚えておこう
結婚挨拶を成功させるには、彼女の親へのリサーチや見た目をきちんとしておくなどの事前準備が大切です。
当日に失礼のないように必要最低限のマナーを守り、言葉のチョイスにも気を付けましょう。
何よりも大切なのは彼女と結婚したい意志を相手に伝えることです。
この記事で紹介したことを参考にして、当日はリラックスして結婚挨拶に臨みましょう。
この記事のまとめ
- 彼女の親に挨拶する前に訪問日時を決め、清潔感のある見た目にしておこう
- 当日は時間厳守で訪問し、挨拶を済ませたら本題に入り頃合いを見ておいとまする
- スマホの電源を切り下座に座るのが結婚挨拶のマナー
- 二人の馴れ初めや仕事について聞かれる可能性が高いので、事前に準備しておこう
- 彼女の親に言ってはいけない言葉に気を付けて、結婚したい意思を伝えましょう