新型コロナウイルスの流行により日本全国で緊急事態宣言が発令されました。
そんな中、家族と自宅にいる時間が増えたことをきっかけに、コロナ離婚が増えていることをご存知でしょうか?
コロナ離婚を回避するためには、リアルな実情や夫婦円満を維持する方法、自粛生活中のストレスを解消する方法などを知っておきましょう。
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この記事のもくじ
コロナ離婚とは
国民全体が「STAY HOME」を合言葉に在宅勤務や外出自粛に取り組んでいます。
その結果、普段日中は家にいない夫の在宅時間が増えた家庭が多いようですね。
夫にいる時間が増えたことで様々な不満が募り、夫婦関係が悪くなってしまい離婚を選ぶ人達が増えています。
同じ空間で朝から晩まで一緒に過ごすことで、今まで以上に価値観などの違いが見えてくることが関係悪化につながっているのでしょう。
そんなコロナが原因で離婚にいたってしまうことを「コロナ離婚」と呼ばれています。
緊急事態宣言が延長される方針が明らかになったので、今後もコロナ離婚がさらに増えることが予想されるでしょう。
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コロナ離婚の原因
コロナウイルスは健康だけでなく、家庭にも大きな影響を与えています。
日本だけでなく海外でも働き方や賃金が大きく変化したり、DVの被害が急増したり、コロナによる家庭内の問題がニュースで取り上げられる機会も増えました。
普段の生活が変化したことで社会情勢や家庭内でのストレスがピークに達し、家庭環境が崩れ離婚を選ぶ夫婦が増加しているのです。
コロナ離婚につながる原因や理由は何なのでしょうか。
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1人の時間がない
子どもの幼稚園や学校が休みになり、夫の仕事がリモートワークになった家庭では、1人の時間が作れません。
たとえ自分の部屋があったとしても、家族が家にいると家事や子どもの世話をする必要があるので落ち着いた時間はないでしょう。
今まで学校や仕事で家族が家にいない時間が唯一の落ち着ける時間だった妻にとって、1人の時間がないことが大きなストレスになっているのです。
神経質になっている
家族の健康を守るためにコロナウイルス対策をしたり、生活への不安が原因で普段より神経質になっている人も多いでしょう。
心配事が多いと些細なことでもイライラしてしまい、コロナ疲れが溜まってしまいます。
いつもは気にならないことも許せなくなり、喧嘩が増えて離婚に至るケースもあるようです。
危機意識が違う
危機意識が違いすぎて相手を信頼できなくなり、関係が悪くなってしまう場合もあります。
「緊急事態宣言後も飲みに出かける」「帰宅後に手洗いうがいをしない」「外出時にマスクを付けない」など、危機感の違いは価値観の違いにもつながるのです。
また、中には非常事態の中で不倫相手と密会したことが原因で感染し、その結果不倫がバレたという危機感も倫理観もない人もいるようです。
経済的に苦しい
経済的な苦しさは心理的な苦しさに直結する問題と言えます。
夫婦どちらかが職を失った、または減給になったことによって、経済的に苦しくなり夫婦関係が崩れる場合もあります。
「金の切れ目は縁の切れ目」と言われるように、経済的な問題は離婚の原因にもなりかねません。
今困っている人は行政機関などに相談して、早めに対応することをおすすめします。
家事・育児のストレス
家族が家で過ごす時間が増えると、家事や育児にかかる時間も増えてしまいます。
そんな家事・育児のストレスに耐えられなくなった人が、離婚を選択するケースもあるようです。
また、夫が在宅勤務になって家での自由な時間ができたにもかかわらず、家事・育児に非協力的な態度では妻に大きなストレスがかかりますよね。
さらに、「手伝うと言われても普段家事をしない夫は足手まといになる」という意見もあるようです。
コロナ離婚の実情
コロナ離婚の実情はSNSにも多く投稿されています。
特にTwitterでは「#コロナ離婚」で検索すると、家庭内の複雑な事情を吐き出している投稿がたくさん見つかりました。
現在の夫婦関係や家庭環境、未来に不安がある人は自分以外にもたくさんいるでしょう。
他の人のツイートを見るだけでも「自分だけではないんだ」と励まされるかもしれません。
ここではTwitterに投稿されているコロナ離婚に関するツイートを紹介します。
本気でコロナ離婚しそう。
旦那は全然危機感がなく、手洗いや消毒を言わないとしない。
手洗いも石鹸塗って流してるだけ。
帰ってすぐに子供達に触れようとしたり。まだ生後1ヶ月の赤子がいるという自覚がない。
正直出て行きたいけど、2歳と0歳の子を連れて避難できる場所がない。— サルタン@転勤族の妻 (@simplebabaa) March 29, 2020
小さな子どもがいる家庭ではウイルス対策に敏感になるのは当たり前です。
しかし、夫婦間に子どもを守る意識や危機感の違いがあると、大きなすれ違いが起こってしまいます。
また、家を出て離れて住む家族のもとに避難することも、移動中の感染リスクや家族に移してしまうリスクを考えると非常に難しいでしょう。
コロナウイルスによって、逃げ場を失ってしまっている家庭がたくさんあるようです。
#コロナ離婚 なんて甘いもんじゃない。コロナの前から離婚したい。
コロナを機に旦那のクソ度合いが顕著化した。— ピノ (@bonkura_mother) April 29, 2020
コロナウイルスが引き金となり、今まで離婚したいと思っていた気持ちが爆発するケースもあるようです。
一緒に過ごす時間が長くなったことで、これまでの不満や短所に余計に目が付くようになり、我慢できずに離婚を選ぶ人も増えています。
遅かれ早かれ離婚を考えていた人にとって、コロナが離婚をするきっかけになることもあるのかもしれませんね。
些細なことで夫が怒ってかべやら家具を殴り始めたので別室で息を潜めてたけど解決にならないので彼のところへ行って言いたいことを言ってくださいと伝えたら永遠に罵詈雑言浴びせられたので、正座+無抵抗で聞き(流し)ました。何言ってたかは1つも覚えてません。#コロナ離婚
— JUNO (@amjgtpdjaw) May 1, 2020
自粛生活による行き場のないストレスから、家庭内暴力やモラハラに発展することもあります。
はじめは壁や家具などの物に当たっていても、次第にパートナーに暴力が向けられるようになることも十分考えられるので、頼れる機関に早めに相談しましょう。
家庭内でのハラスメントは日本だけでなく世界中で問題になっており、コロナ離婚の大きな理由の1つになっています。
#コロナ離婚
とはよく言ったものだ。徒歩1分の自販機にコーヒーを買いに行くくせにすぐ隣のゴミを捨てに行かない。
上げ膳据え膳、掃除、洗濯、皿洗い…何もしない。
365日家事は当たり前。
自宅勤務で一週間が経つが、
いちいち言動に腹立つ。
これ定年なら地獄だな。— あまみ @ぶつくさ (@ringoamechans) April 25, 2020
夫が家にいる時間が長い今を老後の生活と重ね合わせてみた結果、コロナ離婚が頭によぎる人もいるようです。
現在の状況を乗り切ったとしても、自分勝手な行動が目立ち、時間に余裕があっても家事や育児などに一切協力してくれないパートナーとは、これから先の人生を一緒に歩んでいきたいとは思えなくなるでしょう。
コロナ離婚を回避する方法
コロナウイルス感染拡大の非常事態で家にいる時間が増え、普段よりストレスを感じやすくなった人もいるでしょう。
しかし、このような事態での離婚の危機は回避したいですよね。
コロナ離婚を回避するにはお互いを尊重し合い、協力して家族を守ることが大切です。
現在の状況を乗り越えられれば、夫婦の絆は今までよりもっと深くなるかもしれませんよ。
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お互いの大変さを共有する
家族として生活するためには仕事、家事、育児などを協力して行う必要があります。
家庭内でそれぞれの役割がありますが、この大変さを言葉にして共有するのは大切なことです。
夫婦間だと「何も言わなくても分かってくれるだろう」と思ってしまったり、つい「ゴミ出しぐらいやって!」「今仕事してるから話しかけないで!」とキツい言い方をしてしまうこともあるかもしれません。
「今なぜ忙しいのか」「いつだったらできるのか」など、きちんと言葉で共有することでお互いのことを理解し合うことができるでしょう。
1人の時間を作る
家族で過ごす時間が増えた今こそ、1人になれる時間を意識して作りましょう。
少しでも1人の時間ができると、心にゆとりができますよ。
しかし、小さな子どもがいる家庭で1人の時間を作るには、パートナーの協力が必要です。
夫婦で交代しながら外出自粛期間でも行ける範囲内の場所で子どもと遊んだり、近所を散歩に行ったりするとお互いに不満がなくリフレッシュができるでしょう。
共通の目標を作る
心理学的にも共通の目標があるカップルは別れにくいというデータがあります。
時間に余裕がある今こそ、夫婦でこれからのことを話し合って共通の目標を立ててみましょう。
共通の目標があれば、いがみ合うのではなく協力しようという気持ちが自然と生まれてきます。
「毎日1万歩歩く」「二人で副業して月1万収入をアップさせる」など、小さな目標でもお互いに同じ目標に取り組むことで味方意識が生まれ、二人で達成していくことで夫婦関係が良好になっていくはずですよ。
一時的に距離を置く
夫婦の関係がこじれてしまった場合は、家庭内暴力やハラスメントが起こる前に一時的に距離を置きましょう。
自粛期間中におけるDVは世界中で深刻な問題となっており、日本でも口論が原因で夫が妻を殴って殺害するという痛々しい事件も発生しています。
身の危険を感じた時やクールダウンしたい時は、ホテルの部屋やマンスリーマンションなどを一時避難所として利用できるサービスもあります。
コロナ離婚を避けるためにも、一時的に距離を置いて冷静になる時間を作るのも大切です。
離婚回避のためのストレス解消法
コロナ離婚を回避するためにはこまめにストレスを解消して、ガス抜きすることが大切です。
外でストレス発散をさせたり、時間のかかる趣味に没頭するのは難しいですが、家庭内でも簡単に気持ちを切り替える方法はあります。
自分に合ったストレス解消方法で、心をすっきりクールダウンさせましょう。
ベランダで日光浴する
「夜なかなか眠れない」「ちょっとしたことでイライラする」人は、外出の機会が減って太陽の光を浴びていないことが原因かもしれません。
少しでも日光浴をすることで、メラトニンの分泌が促され夜の寝付きが良くなり、生活リズムや心のバランスを整えることができます。
家事やテレワークで忙しく外に出る時間がない人や、外に出るのに抵抗がある人はベランダで日光浴をしてみましょう。
ネットショッピングで好きなものを買う
「コロナのせいで買い物に行けない!」という悩みを持っている人は多いですよね。
そんな人はネットショッピングを楽しんでみるのがおすすめです。
気分が上がるようなコスメや洋服、お家時間を豊かにするオシャレな家具など、気になるアイテムをチェックしてみましょう。
普段決まったお店でしか買い物をしない人でも、ネットでいろんなブランドを見てみると、お気に入りのショップが増えるかもしれませんよ。
運動して汗をかく
外でウォーキングやジョギングをしたり、家で軽い筋トレをして健康的にストレス発散するのもおすすめです。
自粛期間中の運動不足を解消し、ストレスを軽減させたり睡眠の質を上げる効果も期待できます。
ただし、ウォーキングやジョギングは人が多い場所で行うと、感染リスクが高いので注意が必要です。
ダンベルなどの道具を使わずに室内でも簡単にできるトレーニングもあり、動画がYoutubeなどにアップされているので、ぜひ参考にしてみてください。
友達やSNSに愚痴る
気軽に人に会えない期間が続く今は、友達にメッセージや電話をして愚痴ってみるのもストレス解消になるでしょう。
ビデオ通話を使うと友達の顔を見ながら話ができるので、会えなくても存在を近くに感じることができます。
友達に話しにくいことは、SNSで吐き出すことも手段の1つです。
家族以外の誰かに話を聞いてもらったり、お互いに悩みを共有することで心が軽くなるかもしれませんよ。
アロマや紅茶で香りを楽しむ
アロマや紅茶などの香りを楽しむことには、リラックス効果があります。
お家時間が長い今こそアロマオイルのブレンドを試したり、様々な種類の紅茶を楽しんだりして好きな香りを見つけてみるのも良いでしょう。
イライラした時はお気に入りの香りがするアイテムを使ってゆっくり深呼吸をすることで、心を落ち着かせることができますよ。
自粛のストレスでコロナ離婚が増えている!お互いの大変さを理解しあって夫婦でコロナを乗り切ろう
外出自粛によって日常生活が大きく変化したことで家にいる時間が増え、ストレスが溜まりコロナ離婚に至る夫婦が増えています。
この危機を乗り越えるには夫婦がお互いの大変さを理解し合い、尊重することが大切です。
また、どうしてもイライラする時は自分に合ったストレス解消方法で気分を変えると、穏やかな気持ちを取り戻せますよ。
自粛解除までの道のりは長いかもしれませんが、こんな時だからこそ夫婦で支え合ってどんな困難も乗り超えましょう。
この記事のまとめ
- 自粛ストレスや家族の在宅時間の増加が原因でコロナ離婚が急増している
- 夫婦間の危機意識の違いや経済的な苦しさがコロナ離婚の原因になることも
- SNS上でも「#コロナ離婚」のタグが増えてきている
- コロナ離婚を回避するには夫婦がお互いを理解し尊重し合うことが大切
- 家でできるストレス解消方法を見つけてストレスを溜めないようにしよう